一般社団法人 栃木県社会福祉士会
評価にあたっての基本的な考え方
- 福祉・介護サービス提供事業所を応援し、サービス利用者の生活の質の向上に役立つ評価の実施を目指します。
- 利用者や家族の方が、福祉・介護サービスの選択のための適切な情報となるよう、公正な評価の実施、適切な情報提供に努めます。
- 評価調査者の継続的な研修や事例検討を実施し、評価調査者の資質の向上を図ります。
第三者評価の意義
第三者評価の目的は、評価結果を具体的な改善や情報公開に活かすことで福祉サービスの質の向上を図ることと、利用者や家族に事業所の良いところや改善に向けての努力目標を情報公開することにより、サービス選択の判断材料を提供することにあります。
行政監査のように、最低基準を満たしているかを判断したり、善し悪しを点数化してランク付けしたりするものではありません。それぞれの事業所の「福祉サービス向上」のためのお手伝いをさせていただくものです。
社会福祉士会の特徴
日本社会福祉士会は、社会福祉士の倫理を確立し、専門的技能を研讚し、社会福祉士の資質と社会的地位の向上に努め、社会福祉の援助を必要とする人々の生活と権利の擁護及び社会福祉の増進に寄与することを目的とするソーシャルワーク専門職で構成される団体です。組織の憲法である「定款」において、日本社会福祉士会の事業は次の事業を行うこととしています。
- 社会福祉士の援助を必要とする人々の生活と権利の擁護に関すること
- 社会福祉士の職務に関する知識及び技術の向上に関すること
- 社会福祉士の倫理及び資質の向上に関する調査研究に関すること
- 社会福祉士の資格制度の充実発展並びに普及啓発に関すること
- 社会福祉及び社会福祉士に関する調査研究に関すること
- 国内国外の社会福祉専門職団体その他の関係団体との連携に関すること
- その他目的達成のために必要なこと
社会福祉士の専門性
07年の社会福祉士法の改正で、社会福祉士の専門性は、地域福祉を基盤としたジェネラリストとして期待され、「権利擁護」、「総合相談」、「ネットワーク」を基本技術として、各種の公私の地域包括支援センターなどの相談機関や社会福祉施設等をはじめ保健医療、教育分野、司法分野、労働分野にソーシャルワーカーの配置が進み、人と環境の調整を図るソーシャルワーク専門職としての機能を発揮しています。専門的な立場から、福祉・介護サービス機能の向上、サービスの質の向上につながる評価機関として社会福祉の増進に寄与することを目的として活動しています。
評価の内容
「とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構」が定める評価基準を使用します。評価基準は、各サービス種別共通の「共通項目」とサービス種別ごとの「内容項目」の二階建てになっています。
第三者評価事業の流れ
評価の主なスケジュールは(予定)は次のとおりとする。ただし、利用者調査や自己評価の結果の回収状況その他の状況により、評価対象事業所と協議のうえ変更することがある。
1週目 | 事前打ち合わせ 契約締結 |
---|---|
2週目 | 対象事業所の職員等への説明 ・第三者評価の趣旨の説明 ・調査票の配布、記入方法等の説明 |
8週目 | 利用者アンケート回収 |
10週目 | 自己評価結果の回収 |
12週目 | 書面諸資料の調査の実施 |
16週目 | 訪問調査の実施 利用者ヒアリングの実施 |
20週目 | 評価対象事業所への評価結果報告書の提出及び説明 |
22週目 | 推進機構へ評価結果の報告 |
評価対象サービス並びに評価標準料金
高 齢 |
特別養護老人ホーム |
350,000円 |
---|---|---|
障 害 |
障害者入所支援 |
350,000円 |
障害者就労継続支援A |
350,000円 |
|
社会的 |
乳児院 |
350,000円
|
児童 |
保育所 |
350,000円 |
- 標準料金には次の費用が含まれます。
(1)事業所職員等に説明(第三者評価の趣旨や自己評価の説明等) 1日
(2)書面調査(調査員3名〜4名) 1日
(3)訪問調査(調査員3名〜4名) 1日
(4)利用者等ヒアリング(10名まで)利用者等アンケート(100名)
(5)評価結果報告書の作成(評価結果の確認作業を含む) - 次の場合は別途費用がかかります。
(1)定員が100名を超える場合
(2)利用者ヒアリングが10名を超える場合
(3)訪問調査を2日間以上とする場合 - 次の場合は料金を値引きします。
(1)同法人で同年度内に3事業所以上を評価する場合
*個別に見積りさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
栃木県社会福祉士会 第三者評価委員会
〒320-8508 栃木県宇都宮市若草1-10-6 とちぎ福祉プラザ3階
とちぎソーシャルケアサービス共同事務所内